2007年06月19日

第百四十五回「境界線上の……」

yamasiro
廣島屋でキュ!廣島屋

 このコラムでは何度か書いているが(そうしてそのたびにあっちへ振れこっちへよろめいたりしているが)、表現者としての自分の立ち位置については、いまだに悩んでいるのが正直なところである。芸人なのか、パフォーマーなのか。街頭紙芝居屋なのか、「紙芝居をやってくれるオジサン」なのか。役者なのか朗読者なのか。あくまでも肉筆紙芝居にこだわるのか、印刷紙芝居、あるいはオリジナルの紙芝居も含めて演じていくのか。

 それはつまり、「誰に向けて紙芝居をやるのか」ということに尽きると思う。

 そうして、それはボクの場合、「すべての人」というとてつもない広がりを持つ対象になってしまうのだ。われながら怖いもの知らず、という感じであるが。

 そう。子供から大人まで、そうしてできれば国籍も超えた人々に、数枚の絵の描いてある紙を元に物語を語る(そうして体で表現する)、そんな紙芝居をやりたいと思っているのだ。ただ、あくまでも出自は街頭紙芝居という誇り(や、実際に街頭紙芝居で稼いでいないボクがいうのはおかしいけれど)を忘れずに。

 つまりそれはどういうことかというと、見せたい対象にこちらから歩み寄るというより、強引にでも何でも、こちら側に引っ張り込みたいのである。巻き込みたい、といってもいい。

 あー、理想が高い、というか、かなり無理な(そうしてある意味失礼な)願いだということは重々承知である。

 それでも、ボクのやりたいことというのは、つまりはそういう方向なのだ、と最近特に思うのだ。それまでは、とにかく「自分が面白いことがやりたい」という小学生レベルのことしか頭にはなかったのだけれど。

 先日の八王子でのイベントで、自転車でやるということにかなり自信がもてたので、今後はできるだけ自転車に紙芝居舞台をのっけてやっていきたいと思っているし、オリジナルもどんどん作っていきたい。それと同時に、肉筆紙芝居も新たな作品を制作していきたいと思っているのだ。

 さて、今月は新たな展開として、キャンドルの灯りの元、紙芝居をすることになった。6月22日(金)、世田谷のIID世田谷ものづくり学校の「キャンドルナイト2007」というイベントで紙芝居を上演する。共演は、公園での紙芝居定期上演やイベントにも積極的に参加しているユーダイ座さん。以前からお名前だけは聞いていて、今年ご自宅にお邪魔した街頭紙芝居屋の永田さんのお話にも出てきた紙芝居屋さんだ。

 彼のHPを見ると、やはりその目指すところは微妙にボクとは違うのであるが、ボクにはない「熱さ」(そう、本当にボクには熱さがないのだw)があって、これまた刺激を受けまくりなのである。

 IID世田谷ものづくり学校「キャンドルナイト2007」
 http://www.r-school.net/cld/

 ユーダイ座さんのHP
 「紙芝居屋さんがはじまるよ〜!」
 http://kamisibai.at.infoseek.co.jp/

 続きは明日のお楽しみ!
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