2007年09月18日

第百五十八回「俳句と紙芝居」

yamasiro
廣島屋でキュ!廣島屋

 実は数年前からネットで俳句をやっている。

 俳句というと、何となく年配の方の趣味みたいな印象しかなかったのだが、これがやりはじめてみるとなかなか面白い。何より、身の回りのモノをじっくり観察するようになって、これだけ世界が豊饒なのだ、ということがわかったことが大きい(ちょっと大げさな言い方だが)。

 俳句は、身の回りのものをじっくり観察しなければ出来ない。

 たとえば自宅から駅までの道端に季節ごとにどんな花が咲いているか?(ま、それ以前に、この道端に咲いている花は一体なんという名前を持っているのか、それすらボクは知らなかったので、そういう「知らない」ことを発見する驚きがあるのだけれど)川をゆうゆうと泳ぐ大きな鯉や、その鯉とときどき争う(?)鴨。夕暮れ時になると折れ線グラフ顔負けの不思議な飛び方をするコウモリやさまざまな季節の風や雨や雲の名前。

 「季語」という、長い歴史の中で磨かれた道具を使って、身の回りの景色を切り取る。それがボクの理解している俳句だ。

 ただ、通常俳句をやる、というと結社(まあ演劇関係の用語に無理矢理翻訳すると劇団、ということになりますか)に入って、句会(これも翻訳すると公演、ですかね)に参加しなければいけないのだが、インターネットでの句会というのも最近(というか、かなり前から)は結構盛んなのである。結社の運営しているネット句会もあるが、超結社というか、そもそも結社なんか関係ない、というスタンスのものもある。

 そんなわけで、地味に俳句を詠んでいたのだが、本当はリアル句会に参加したいと思っていたのだ。ただ、なかなか足を踏み出すことは出来なかった。できればまるで知らない人ばかりの中に入っていく、というより、せめてネットででも顔見知り(?)の人がいる句会があればなあ、と思っていたのだ。

 それが、ひょんなことから今週末、都内で句会に参加することになった。

 それも、「句会de紙芝居」である!

 野外でボクの紙芝居を見て句を詠み、自分達も簡単な絵を描いて作ってみる。実演してみる。そんな内容の句会なのだ。ネット句会の句友たちも多く参加されるとのことで、まあ初対面なのだけれどなんとかこの人見知りなボクでも楽しくやれそうだ。

 俳句は大人の真剣な遊びだ。そんな場で、紙芝居をやれるというのも、幸せなことだと思う。実はボクが紙芝居屋をしていることを知っていた句会の幹事さん(ネット句会の句友でもある)が企画してくれたのだ。

 さあ、何をやろうか、今からワクワクしている。

 つづきは明日のお楽しみ!
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