2007年05月24日

88、舞台に立つこと。

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

たまに、「コラム見てますよ」等と言ってくださる方がいらっしゃったり。
最近は遅筆になったいたので、嬉しい反面、申し訳無い限りです。有難う御座います。
今年に入って自分の内面を表に出すことが本当に恐くって、文章を書くのもためらっておりました。多分自分ってものが、解からなくなってたのだと思います。
知識も教養も技術も経験も無い私には、「自分」の中身をさらけ出すしか武器も無く、
「自分自身」に嫌気がさしたり、生きる事に希望を持てなくなったりすると、
自分の中には「負」のパワーしか蓄積されず、自分から出てくるモノと言ったら「負」が詰まった強烈なモンばっかり。「そんなモンを人に投げかけていいのか?」
ストレス発散のパワーを当てられるほど、疲れるものは無いですよね。日常でもね。

そんな思いは舞台に立つ時もそうで。
「仕事なんだから、何があっても舞台に立たねばならぬ」
今まではそう、活動に臨んでおりました。
だけど、今になると「どんなに頑張っても、無理な事はある」と。
「やれることを最大限に努力する」のと、「出来ない事へ無理をする」のは大きな違いで。
最近の自分は、芝居する上での人間関係に対して不信感を抱きながらも、
それを打破する事を考えず、無理無理やり過ごしていた様に感じました。
これは自分で「コレは私の仕事なのだから」と、勝手にルールを作ってしまったため。
「自分が楽しむ」のはご法度だと、いつの間にか思い込んでいたように思います。
コレは自己満足性が強い舞台を作る事への恐怖で、でもどっからどこまでがどう「ジコマン」かって言ったら凄く微妙なのが芸術なのも確かで。

先日、友人の個展へ行きました。
いい年したオジサンなんだけど、「今回は天使がテーマ」と可愛らしい癒し系の絵画が、
横浜の小さな画廊に数枚並んでいました。
一緒に行った友人達と、1枚づつ彼の絵を購入してしまったのですが、
「この感覚は芝居観るのと似ているなぁ」と思いました。
その絵は彼の中の「優しさ」みたいなものに溢れていて、「んで、ついつい買っちゃったンだなぁ」と後日思うのですが芝居もそれと似てて、自分の中の何に価値をつけるかはお客様。そのために、自分の心を大事に磨いておくのが表現者。だからこそ、舞台に立つのは怖いし、自分にウソをついたり格好つけたら値打ちの無い飾り物になる。

ちょっと堅くなったけど、子供が無邪気に一生懸命楽しんで踊ったりしてたら、
見てる方も癒される。それでもいいじゃないか?と。
これまた極論なんですけどね。ははは。

2007年05月17日

87、あめのひのウタ

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

雨の日は誰もいないから
夜中に着飾らないでコンビニへ。

パパの靴をはいて
いっぱいの想いをしずくにつけて。

たくさんの大好きを着飾ってコンビニへ。

買うのはビールだけ
いっぱいの想いをおつまみに。

おっきい靴がぶかっこうだけど

だって雨の日は誰もいないから。


※お久しぶりです。砂糖マキです。
まよったり、なやんだり。色々ありますが、やっぱり明日を生きてます。
不器用で伝える術は相変わらず持ち合わせてないので、やっぱり次に会うのは舞台の上だと思います。
See You・・・・

2007年01月18日

86、女として生きる

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

旗揚げから制作をする私の右腕として陰で働いてくれていた子が、
今年、母になるそうだ。
劇団運営関係者内では、初のご懐妊だ。
(女としては先越されたぜ!)

今までお世話になった代わりに、何か出来ないかな?と考える。

俺も結婚してから考えるようになった、女性としての「性」とか「未来」。
最近、主婦などを対象にした「起業セミナー」なんかもあるらしいが、
女として生きながら、家庭の外でも活躍する場が欲しいと思う女性が増えたのだろう。

結婚してからも、変わらず色々と忙しく飛び回っていた彼女もその輩なのか?
だとしたら、子供がいても安心して活躍出来る場を作ってやりたいなぁ。
6年も劇団運営を支えてくれた彼女に出来る恩返しったら、
そんな事しか出来ないなぁ。

何でか知らんが、一時期
「子供産んで、共演しなよ!絶対、面白いから!」
と、良く分からない事をよく、言われた。

稽古場に保育士つけるか?
そおいう事なのか?・・・オイ!

2007年01月04日

85、上手い魂の震わせ方

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

思春期頃、心臓が口から出てしまうかと思う位に、
何かが溢れ出てきそうな衝動が良くあった。
かと思えば、まるで胸元にカイロでも入れてんじゃないか?ってくらいに、
ほーっと暖かさが広がって、全身が軽くなったり。

今思うとそれが「魂が震える」って感じだったのかもしんない。

その震動が共鳴する相手に会うと、思春期を過ぎても同じ衝動が起こることがある。
自然や動物や芸術でも、自分に共鳴するものを見つけると起こったり。

でもそれは、努力してなるものでは無いンじゃないか?と思った。
魂が震える相手は誰でもイイわけじゃない。
人によって、魂が震える瞬間は違うんじゃないかって。

自分の震動に近いものにより、共鳴するんじゃないかって。

大人になると、色んな事や人に迎合する瞬間が増える。
けれど、思春期に絶対的だった「魂の震え」が忘れられなかった私は、
芝居する事でそれを守って来たのかもしんない。

魂の共鳴を感じる表現。
今思えば、トップアーティストはみんな持ってたモノかも。
それに共鳴するかしないかは、人それぞれなだけ。
ただ自分は共鳴した人達を受け入れる準備をしておけばいいだけなのかも。
それは、自分を誤魔化し迎合する事ではなく。

子供の頃の私が、今そう私に訴えかける。

2006年12月21日

84、自分の中の可能性

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

かなりお久しぶりです。
結構、長い間悶々としてました。
コスモルの公演終了後、今後の見の振り方など考える余裕もなく、
ただ鬱々としておりました。

「好きな事を続けていると、いつか嫌になる時が来るのよ」
そう言った、ダンススクールの先生を思い出す。

もうダメなのかもしれない。これ以上、続けても先には何も無いのかもしれない。
そんな思いばかりが堂々巡り。

そんな時に、ある人がこんな助言をくれた。
「ホンモノにこそ、妨害するモノが現れるンですよ」
確か、釈迦のお話でこんなコトがあったらしい。
自分の一番弟子が自分を裏切り、その弟子が地獄へ落ちたという。
その弟子に手を差し伸べる、と言う絵があるそうだ。
その光景に周りの弟子達は「なぜ、彼を救うのですか?」との答えに、
「私を裏切った彼がいたから、今の私があるのです。それは私にとっての試練だったのです」そう答えたそうだ。

「その位の気持ちでいないとね。きっと今は、ターニングポイントなんでしょう。自分には何でも出来ると思わなくちゃ、何も出来ないですよ」
と、続けてその人は言った。

少しだけ、「自分」が見えた。
妨害する相手を救う程の余裕が持てるようになるには、
まず自分を確立しておかなければ。
もっともっと、自分自身に問いかけて「体」と言う殻と、「魂」を合致させよう。
魂をさらけだして歩いても、揺るがない位に。

2006年11月02日

83、稽古場でのヒューマニズム

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

自分とこの稽古が始まって、もう2週間経ちます。3週間後には公演です。

客演を経て、思ったが、
「日本語」と言う共通言語だと思っている「コトバ」(特に自分が思っている言語)ってもんは、必ずしも日本人全てに有効ではナイ。っつー事だ。
繊細な日本語は、発する方と受け取る方でとは、
正しく伝わっているわけではない。伝わらない時もある。と思うのだ。
例えば、二人一緒に見ている夜の海の色を、一人は「青」一人は「黒」と言う。
そんな風に各々の価値観から、共通で無くなってくんじゃないか。と思う。

特に演出と役者間で稽古中に繰り広げられる会話ってのは、
そんな風にとっても微妙な部分があって、演出の頭の中の映像を演出のコトバで伝える。役者はそのコトバの中から拾えた部分だけを、自分の脳みそに取り込んでから、はじめて表現に移行する。
演出の頭の中と、役者の頭の中を繋ぐ手段。
その一つが「コトバ」なのだ。
この時、演出家が普段から使ってる、コトバのパターンとか、コトバのニュアンスとかを知っていればまだ伝わりやすいのだが、始めてその演出家と関わる場合は、まずそこを探るところから入る。
初対面同士の人間関係と一緒かもしんない。

その上で、一番の絶対条件は「お互いの信頼感」だ。
「相手に伝えたい」「相手の事を知りたい」それは日常にも必ずある欲求だが、
「何で分からないの?」「何でもっと分かりやすく言えないの?」
と相手が思ってるんじゃないか?と思ったとき、
相手に向けられた欲求は、相手への恐怖から遮断される。
舞台に芝居を乗せる前の一番のコミュニケーション。そしてココがクリア出来なければ、お客さんにも伝わらない。だって、演出の描いた映像が現実になるために役者は稽古するのだから。

2006年10月19日

82、自分で建てた家

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

お久しぶりです。
あっという間に1ヶ月が経ってしまいました。
このコラムを気にかけてくれている方々。
ごめんね。
1ヶ月先には、もうコスモルの本公演です。
1年はえぇえなぁ。

客演も無事終わり、自分とこで稽古が始まってます。
このところ、自分の劇団は「家」だなぁ。と思います。
しかも、自分で木材選びから始まり、
ノコで一生懸命切って、トンテン叩いたとこから始めた「家」。
住み慣れると、生活する事で忙しくなって、疲れてやんなって、
隣の芝生はなんちゃらと、思ったりすんだけど。
違う家に暫くスティして帰ってくると、「あーやっぱ自分ちはイイなぁ」と思う。
修学旅行から帰って来た、中学生か?

今一度、「自分の家」について考える事が多くなりました。
所属のある役者さんが、ウチに客演する時もそうなのかしら。

ウチにはウチの匂いがあって、その匂いが好きな人が集う。
昔は自分の匂いってのが何なのかさえわからなくって、自分の家なのに
周りに合わせなければ。と思っていたところもあったけど、
それじゃあ、客人は逆に居心地が悪くなるのだな。という事も、最近分かってきた。

自分の家だからこそ、自分が一番リラックス出来なければ。
もしかしたら、それこそが客人に対して一番の「おもてなし」なのかもしんないな。

2006年09月14日

81、気がつきゃ、本番だったけどね

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

あらまぁ、忙しさに追われていたら、
もう9月。ご無沙汰してました。ごめんなさい。
実は、来週客演での舞台に立ちます。
ドンくらいかなぁ?4年振り位かなぁ?客演。

小劇場界でも、悪名高き「ゴキブリコンビナート」に客演です。

客演はたまにはいいものです。
自分の等身大が良く分かります。人に触れてこそ、「自分」が浮き彫りになる。
でもそれは、相手も等身大でなければ出来ない事。
虚像だらけの人間関係では、等身大な自分なんて見つけられない。
自分も虚像を作っちゃうからね。
そういう意味で、意思の強い団体さんです。
自分で団体を作ってから、自分自身について考えるヒマなんて無かったのかもなぁ。
とか、今は思います。

ありきたりだけど、もし興味あればぜひ劇場へいらして下さい。

ゴキブリコンビナート
第21回公演「アンドロゲン レインボー」
日程:2006年9月 15日(金)16(土)17(日)18(月・祝)
時間:19:45開場 20:00開演 (受付開始18:45)
会場:中野光座/東京都中野区中央4-61(JR中野駅/南口より徒歩3分)
料金:前売り¥2300- 当日¥2500-
ご予約はコスモルで受付致します。cosmol@estyle.ne.jp

うちの相方の、石橋和加子も出演します。
本当に、人間と、芝居と、面白い事が大好きな団体さんです。
皆さんと一緒に楽しめれば。と、思います。

2006年08月17日

80、見える範囲

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

先週、次回本公演に向けてWSを開催した。
来てくれた方々は、次回出演者募集でネット応募して下さった人。
コスモルの既成台本などを使い、実際に動いて稽古したりする。

不思議なモノである。

その作品を観たこと無い人にやってもらうと、新しい見方がある。
当たり前の事なのだが、ずっと所属劇団でやっている私には真新しい。
そういうのを目の当たりにすると、自分に対しても新鮮な気持ちになる。
自分を客観視して、「あぁ俺ってこんなヤツなのか」と思うのだ。

良いのか悪いのか、
無意識に「俺ってこういうヤツです」と、
自分自身のポジションを形成してしまうのかもしれない。
そしてまたも無意識に、その中で収まろうとする。

でもそこに、真新しい見解みたいなのが入ると、
「自分はどうなんだ?」
と考えてみたり、し出す。
考えてみたりすると面白いモノで、
「あれ?自分、こんなコトする人だったか?」とか、
「ほぉ、こんなコトすんのかぁ」とか、
必ず疑問符が出てくる。自分なのに。

自分で自分が見える範囲とは、何とも狭いものである。
でも第3者が加わる事で、その範囲が広がる。
「自分は自分で守れ。自分の事は自分でやれ」が、
家訓のような家庭で育ったが、
だからこそ、他人と距離を縮めなければいけない時もあるのだろうな。
「自分だけでは限界がある」
だからこそ人がいる。

2006年08月03日

79、世代を超えた優しさ

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

芝居の素敵なところの一つに、
年齢、性別、国籍を超越して人と付き合える事がある。

コスモルは前年度の「若手演出家コンクール」に参加したのだが、
それからと言うもの、コンクール主催の「演出者協会」の理事や、
協会員の方々には良くして頂いている。
協会に入会している方々は、私たちよりも先輩方ばかりで、
素晴らしいキャリアをお持ちの方々ばかり。

でも、芝居の話しとなると、まるで同年代のように盛り上がる。
「日本で芝居を盛んにしたい」「もっと芝居をやり易い環境にしたい」
ただただ、どんな風に芝居が好きで、こうありたい。
思うコトは世代を超えて同じなのかも知れない。
芝居と言う共通項は、そんな風に人と人を繋げてくれる。
色んな世代の方と、近い距離でお話し出来ると、
自分が見れない世界を垣間見れて、とても嬉しい。

その昔、小劇場に足を突っ込む前は、演劇と言えば「過剰な程の上下関係の厳しさ」
なんかを想像していた。
でも違うのだな。と、最近思う。
芝居に対して真面目な人は、頑張る若者に優しい。
でも確かに、芝居で頑張る若者が「芝居界の後継者」だとしたら、
自分の子供のような気持ちになるだろう。

私が10年後、20年後、30年先も芝居をやれる環境にあったとしたら、
そんな風に若者に優しく出来る、余裕ある演劇人でありたいなぁ。
そして若者にいろんな事を話してあげれる程に、色んな経験をしなくては。

まだまだ「若手」な30代の、私の夢だ。

2006年07月13日

78、遺伝子は語る

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

バイト先のオジ様の話。
「血筋ってモノはあるんですよ。遺伝子の中に組み込まれてる」

そのオジ様は、朝目覚めたら無性に「陶芸」がやりたくなったそう。
前の晩までは全く興味なかったのに、朝起きたらどうしてもやらずにはいられない。
で、やり始めて嵌ったそうですが、
その後、お祖父さんが陶芸品を売っていたと知ったそうで。
とてもビックリしたらしい。

それから、陶芸繋がりで化学に興味を持ち、色々な本を読んだりしたそうです。
「人間は電気で動いていて、波があるんです。宇宙の生態系との関係で、人間にも波があってその波長と遺伝子とが合った時、そういう事が起きるらしいんですよ。」
眠っていた遺伝子が、覚醒すると言った感じか?
「覚醒」と言う意味では、そういう経験は皆無な、俺。
「誰にでもあるんだけど、それを見過ごして気がつかないだけなんですよね」

人と人の間にある「波長」も、電気の事だとその人は言う。
私は「魂の色(コレは俺語録です)」だと思っていたが、化け学でそう言ってるなんて初めて知った。ちょっと利口になった気分だ。

「朝目覚めて、何かやりたいと思ったら必ずやってみて下さい」
と、笑いながらその人は言う。
思えば芝居もそうだったのかもしれない。
特にやる事に理由づけなんて無かったからな。
そういう事がたくさんある方が、自然体なのかもしれない。

「自分の先祖を遡ってみたら、自分の遺伝子の中にある才能が分かるかもしれませんよ?」
「じゃあ、私の遺伝子は「酒乱」ですよ!!」
・・・遠からず、近からず・・・

もっと自分に敏感にならなきゃな。
その方が、人生は楽しい。

2006年06月29日

77、モノ云えぬ小さな命たちへ

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

今回は全くもって、演劇とは離れた内容です。
しかしどうしても、今、誰かに伝えたいのです。どうか、お許し下さい。

我が家には、シマリス1匹と、フェレット3匹、人間2匹の計6匹が暮らしております。
動物がいる暮らしは不思議なもので、こちらが世話しているから与えるばかりと思いきや、与えられる事もたくさんあります。
特にフェレットは人間のペットになるため、生まれてきたような性分の賢い生き物で、
仲良くなればなるほど、人間臭い一面があったりします。

とあるペットショップサイトで、虐待を受けたであろうフェレットの存在を知りました。
両足を付け根から切断され捨てられていたのを、警察から保護されたそうです。
関連サイトから、色んな動物が虐待を受け亡くなったのを知りました。
犯人が裁判で処罰を受けるものもあれば、未だ犯人が見つからないものもありましたが、
その犯行手口には驚愕させられました。
ニュースで単に「動物虐待」と聞いてはいたものの、
こんなに極悪な手口だったとは・・・と。
その中の事件の一つに、「動物が嫌いだから。動物愛護協会の反発を面白がった」などと言う犯行理由が。
なんだ、それは?
嫌いだったら、抵抗出来ないモノを痛めつけて、殺していいのか?
何とも言えない憤りを感じ、何にも出来ない自分にも怒りを覚えました。

動物の生態系の中で、自分達の種以外の生き物を殺すには理由があります。
その肉を食するか、自己防衛、など。
しかし自分の快楽、自己満足などのためだけに、自分以外を傷つけるのは人間だけでは無いでしょうか?
自然に対しても、しかりだと思います。

だからと言って、「じゃあ私に何が出来るか?」と聞かれたら、私は口を噤んでしまう。
だけど私だけではなく、憤りを感じた方もいるかもしれない。
その気持ちを忘れずにいたいです。
これ以上人間の都合で、悲しい最後を終える小さな命が無くなりますように・・・。

2006年06月22日

76、コスモル慰安旅行

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

相方石橋の姉貴が移住した、石垣島へ5日間の慰安旅行へ行ってきました。
ここ2,3年は結婚したのもアリ、プライベートもいっぱいいっぱいで、
コスモル的にも思いも寄らず「若手演出家コンクール」に参加と、
スケジュールがケツカッチン状態でした。挙句の果てが、胃潰瘍。
多分、体は「休めよ〜!」と悲鳴を挙げていたに違いない。

一人っ子のせいか、元々マイペースに行動出来ないのは凄いストレスの私。
思いついたときに、思い立って行動するのが生き甲斐だったので、
先々の事を機械的にこなす。ってのは、きっと辛かったのでしょう。
でも、劇団運営をする立場としては、1年前には劇場を押さえなければならないのが現実で、「その時の思いつきで、公演を企画する」と言うのは経営的には不安要素でしか無いのです。
でも、根っからの役者なのか、どこかでストレスが溜まる。
「来年の事なんか、来年考えてぇよ!!」
ダメ主宰です。全く。

まぁ、そんなん全部捨てるつもりで、癒しの旅へ。

石垣島は沖縄でも離島なので、自然が守られているトコロが多い。
「自然が自然らしく生きてる」そんな印象でした。
そんな環境の中に自分を置いてみると、「自分は自分らしく無くなってた」と思うコトがたくさん。
陽が照れば海は輝き、木は映える。雨が降れば地面は濡れ、空気は潤う。
そんな当たり前の事にビックリ。
自分の中にある「当たり前」だった事や、思想、そんなモノって何だっけ・・・?
島を巡りながら、無意識に思い出していたように思います。
「自分と言う個人の個性が、自分の中で成り立っていないから、
周りで起こる色んな問題や、事柄にすぐ翻弄されちゃうんだな。」
島の人達を見てると一生懸命生活してるけど、ノンビリとしていて穏やか。
それはきっと、「自分」ってのがハッキリしてるんじゃないかな?と。

心が潤う程に艶やかで、神秘的な、石垣島。
次に行く時はぜひ、「ユタ」に未来を見てもらおうと思います!
ちょっとビビち!!

2006年06月15日

75、ちょっぴし泣いた

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

お久しぶりです。砂糖です。
6日まで公演でした!ご来場頂いた方、本当にありがとうございました!
このブログを御覧頂いて、いらっしゃって下さった貴方!
ありがとうございます。次回はぜひ、終演後にポラ撮影しましょう!
次回も宜しくお願い致します★

今回はコスモルが、役者砂糖マキが、起死回生するため頑張りました。
「初心忘れるべからず」な公演にしよう。と思って臨みました。
まずは「自分が芝居を楽しむ」そんな所から。
お金を頂いて公演を打ち続けていると、何のために芝居をするのか分からなくなる。
お客様のため、客演の方達のため、劇場のため、体裁、プライド・・・・?

でも誰だって、「お客様にお金を貰って、芝居をやりたい」と思って始めたのでは無いと思います。
最初は「舞台に立ちたい」それだけだったハズ。
それだけの情熱で、どんな辛い状況も乗り越えられる。
そこが場慣れしてくると、楽にやれるようになってしまう。
行き場の無い情熱は空回りし、自分自身にウソを付いているような感覚になる。
そんな空中浮遊していた自分を取り戻さないと!今回はそう、臨んだのでした。

打ち上げでは、ちょっぴし泣けてしまいました。
この公演をまだまだ、やりたかったンす!
役者として悔いも沢山残りましたが、楽しかったンすよ!
肉体的にはかなり限界でしたが・・・。

舞台上での息の吸い方を思い出しました。
知らないうちに、肩に力入ってたみたい。イイ厄落としになりました。
これから、コスモル社員旅行は「石垣島」へ向かいます。
土産話に乞うご期待です!!

2006年05月18日

74、復活祭です

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

お久しぶりです。
軽い胃潰瘍になってしまい、いい年こいて凹んでおりました。
来月頭には本公演も控えているので、少しお休みを頂きました。
最近やっと、稽古後の飲酒も旨いと思える日々です。

そんな状態だったので、気が付いたらまた忙しい日々。
只今、稽古真っ最中なわけです!!

胃潰瘍はとても痛かった。
高熱も出たし、肋骨が骨折したのかと勘違いした程だった。
体の中で突然変異が起こっているような感覚。
朦朧と、「もしかしたら、体の中の溜まった膿を吐き出しているのかもしれない」
と思った。
私の劇団はユニットで、毎回いろんな役者さんと関わる事となる。
人がたくさん集まれば、色んな思いも集まる。
それを受け止めるのが、主宰の仕事なんじゃないかなぁ?と思っていた。
自分なりに「受け皿を広げていかねば」と躍起になっていた。
故に、自分の受け止められない思いを受け止めたり、自分の中ではあり得ない行動を取らなければならない時もある。
自分を過大評価して、大きく見せる方向へと進化していった。様に今は思う。

「そりゃ、ムリだわ。アタシ、そんなに出来た人間じゃねーもん。」

病気になって、ムリな事は「出来ない」とやっと思えるようになったのだ。
それまでは、「やらなきゃいけない」と思っていたからだ。
ムリして何でもやってたら、本当に「何でも屋」になってしまう。
それは違う。私は「何でも屋」じゃなくて、「砂糖マキ」だ。

私じゃなくなってたって事に、気が付いた。架空の誰かを造ろうとしていたのか?
私のやりたい事は「カッコイイ主宰さん」じゃなくて、「芝居」だ。

最近の稽古後の酒は、本当に旨い。

2006年03月23日

73、繫がらない回路

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

私には、誰にも会いたくなくなる時期がある。

一人っ子で片親に育てられたため、一人きりの時間が多かったせいだろうか?
気がつけば、近所の人と挨拶できない子供に仕上がってしまった。
家の中でも「おはよう」「ただいま」さえ、言わない子供だった。
無意識下の中で「このままじゃ駄目人間になる!」と思ったのか、
学校に通う頃から、時間さえあれば友達と外で遊ぶようになった。
相変わらず、知らない人とは口が利けない子供ではあったが、
世の中から隔離されないようには、していたのかもしれない。

しかし、反動が必ず起こる。

それは幼少期の自我からなのか?
コミュニケーション能力的な部分が、脳内ショートしているのか?
仲の良い友人をあえて、傷つける事を言ってしまう。
一番の親友であった、今は亡き幼馴染にまでも「アンタは親友じゃない」と言ってしまった。
「私達は親友だもんね」
そう彼女に言われた時に、本当は凄く嬉しかったのに恥ずかしかった。
しかし恵まれたことに、それでも仲良くしてくれる子ばかりだったので、
悩んで自殺する事もなく、31年生きる事が出来た。
彼女達のお陰で、私も未だ人間が好きでいれる。土下座なんかじゃ足りない程だ。

友人達の面影を胸に、「私も誰かを助けよう」なんてオコガマシイ事思っていたら、
あの頃みたいに、口を突くのは毒ばかり。
元々コミュニケーション能力が低いのだから、いきなり仙人みたいな器にゃなれないよ!

あたしはちっともあの頃と変わってない。
それに気が付いたら、まずは自分の性質を大事にする事にした。
子供の頃は自分が嫌いだから、人に嫌われても仕方無いと思っていた。
まずは自分を大事にしてみたら、自分の大事にしてるモノも分かるのかもしれない。

そして自分が大事にしたい人が誰なのか、分かるのかもしれない。

2006年03月16日

72、胴上げならず。

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

気がつけば、1ヶ月振りです。
売れっ子漫画家位の遅筆ぶりですね。申し訳ありません。
若手演出家コンクール終了致しました。
日本一、逃してしまいました。
でもならなくて良かったのかも。とも、最近は思っています。
そんな簡単に獲れたら、俺様の不器用人生は終ってしまいます。
世の中の不器用であるがために損をしている方々の代表としては、
(勝手に不器用であることを、誇りにしているだけであります)
そんなに上手く行ってしまっては、皆様に顔向け出来ません。
努力する大根役者が、運のいい大根役者になってしまっては只の嫌味にしかなりません。

大根役者と言えば、「私は大根ですから」とチワワのように震える私に、
日本演出家協会の理事長福田氏曰く、
「自分で自分を大根と思っている人は少ないですよ。みんな、自分を人参と思っていますから。」と、あり難いお言葉を下さったのですが、と、その瞬間。
「あぁ、大根でもいいのか」
何だか、凄く肩の荷が軽くなった感じが致しました。
大根が急に人参にはなれない。大根は大根なりの精一杯をやるしかない。
役者を楽に出来るのも、また演出家。しかし、その言葉は重い。

多分、芝居をするのが辛くなる時って、自分の限界を超えて人参になろうとする時?
なのかもしれません。
初めて舞台に立った時の感触を忘れずに、人参に向かってけたらいい役者になれる?
どうして自分が芝居をするのかを、明確に出来た公演となりました。
それについては、またおいおい。
もし、ご来場頂いた方がいらっしゃいましたら、
この場を借りて、ご来場ありがとうございました。

2006年02月16日

71、正しいお酒との付き合い方

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

芝居してる人の9割は、「酒がねぇとはじまらねぇよ」って人ではなかろうか?

かく言う私も、小劇場をうろつくようになってからは、
ビバ!酒!!とか、「酒」って聞いただけで顔がほころぶ。とか、
そんな人種と化してしまった。

しかし、酒の飲み方には気をつけないと、只の「駄目人間」になってしまいます。
そして「だから芝居やってるヤツは、駄目なんだよなぁ」と、
演劇界の印象を、また下げてしまいます。

美味い酒を飲んでる時ってのは、自分でもほろ酔いキープが出来る。
美味い酒ってのは、酒の品種とかではなく、
その場の空気や、一緒にいる奴なんかなど、飲んでいる環境が重要である。
これが例えば、うんちく大好きな芝居の先輩とかだったりすると、
あれや、これやと説教されながら、反論も出来ずに酒だけが進んでいくと、
気が付きゃ「ゲヘヘ〜!ちきしょ〜」と、やさぐれた酔っ払い方になり、
酒の量も制限出来なくなり、悪酔いしてしまう→酷い場合は暴れる。
と、いう流れになってしまう。

しかし、魂が共鳴しあうような、話の内容も興味深く、飽きない相手ならば
酒を飲みすぎては、話しが出来ない。故にゆっくりと酒を楽しむ。
小学校の頃にもならったはずだ、
「給食は良く噛んで、ゆっくり食べましょう」と。
酒も同じなのかもしれない。

人と飲んでいて悪酔いした時は、何かしら不毛な事があったりする。
それを酒で解消するのは、スマートではない。
酒とスマートに付き合いたい。
と、飲みすぎた次の朝、必ず思うコトだ。

2006年02月09日

70、唸れ!団塊ジュニア!!

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

稽古始まりました。
今回、低年齢化の進んでいた我が団体に、新風の兆しアリ!

出演者の8割が30代!!
だから、何だよ!と言われたらお終いなので、今回は書き逃げだ。悪いか!コラ!
昭和40年代〜昭和50年前半。
親は60歳代。コレは、すなわち、
団塊の世代の子供なわけで。
新宿で自由を唄う頃を知っていたわけで。
お水の花道現役な頃なわけで。
戦後とか、オイルショックとか、まさにショックな時代なわけで。
そして、芝居をやってる私達が、そんな親に教わった事と言えば、
「自分らしく胸を張れ。お前という人間は一人しかいない。」
と言う事だけで。

一生懸命生きるしかなかった、そんな時代に生きた人々の魂の継承者。
それが、今30代の私達だ。
だからやっぱり、私達も一生懸命生きるしかない。
どこまで届くか分からない、主張を掲げて。

ま、年が近いと気が楽だね。って話。
今回は、30代多目のコスモルです。主張持ってるヤツばっかで、濃い目です。
でも、それなりに生きてきたので、人当たりと気遣いはいいです。
どうぞ、よろしくね。

2006年02月02日

69、獲るぞ!日本一!

砂糖マキ
コスモル代表 砂糖マキ

いよいよ本日から、「若手演出家コンクール」最終選考へ向けての稽古開始!
うちの相方さんの名前(演出なので)も、いろんな誌面に掲載されたりするらしい。
相方さんの作品と演出力を、益々ランク・アップさせるためにも、
私達役者は、演出に向けどんどん吸収・大放出していかねば。ですな。
興奮の汗と冷や汗が混じった、いい緊張なわけですよ!

このコンクールは、全国の若手演出家さんの応募の中から、
日本演出家協会の方達が厳正に審査後、選考したそうです。

ともすれば、ここで優勝すると、
「日本一」なわけでありますよ!
もしそうなれば、
「コスモルは演出家コンクールで、日本一になりました」
とか言えちゃうわけです。
云わば、コレは演劇の日本シリーズですな!!
楽●イーグルスのユニフォームがぎこちない、野村さんの気分ですよ!

と、自分だけ勝手にデカイ目標おいてますが、
(しかもコンクールの対象は演出だから、お前がイキんでどうするって感じですが)
本当のトコは、お祭りイベントに出演する気分です。
正月気分が抜けないせいかもしれません。ひょいひょいと小躍りしてますよ。
小さなアタクシ達が。(アタクシの頭の中で)

次週からはこんな呑気なアタクシのいる、稽古場風景をお伝え出来ればと思います。
皆さん良かったら、劇場に応援に来て下さいね!
メガホン持って!!

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。